石川県立輪島高校創立百周年記念サイト

卒業生からのメッセージ

的場博子
◆平成18年3月卒業(58回生)

輪島高校100周年 メッセージ

的場博子

平成18年3月卒業(58回生)

 在ロサンゼルス日本国総領事館 副領事 日本の文化発信担当、これが私の仕事です。

 輪高生時代は、海外への憧れを強く持っていましたが、当時外国との関わりはALTのエミリー先生のみで、英語も話せるわけではありませんでしたし、海外で生活することは、夢のまた夢でした。他に、その当時私が励んでいたことは、放送部に所属し、映像製作やアナウンスの練習をしており、石川県代表で東京での本大会NHK杯に出場したりもしました。
一生懸命高校時代を謳歌しようという気持ちの一方で、都会との差にフラストレーションを抱えていたことを今でも覚えています。

 しかし、数十年越しに、自分の夢を叶えることが出来て思うことは、輪島で生まれ育ち、学生時代を過ごせたことが“自分の武器”になっているということです。
それは、人格形成において重要な時期に自然豊かな土地で、温かい人たちに囲まれ、ピュアな気持ちで育ち、夢を見れたこと。自分の根底に、人と人の繋がりが大切であるということが刻まれたからだと思います。

 個人的な意見になりますが、夢を叶えていくには、自分のやりたいことを人に素直に言えること、そして、チャンスを与えてくれる人との信頼関係を築くことが重要だと考えています。これが、学生時代、意識していない間に自分の中で根付いていくことは、とても素晴らしい事です。
また、海外には、自分が想像する以上に、「WAJIMA」の存在をよくご存知の方がたくさんいらっしゃり、驚かされます。そのような素敵な場所で、育ち、学んでいることに、誇りを持っていただきたいですし、輪島で育ったことが今後より、みなさんの強みになると心から思います。

 自分の可能性を信じて、世界から注目されているWAJIMAでの生活を思いっきり楽しんでください!

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