石川県立輪島高校創立百周年記念サイト

桐章会会長
今門 正二

 来る令和五年十月七日(土)に、我らが母校が創立百周年記念式典を迎える運びとなりました。これもひとえに、桐章会やPTAの皆様の日頃のあたたかいご支援とご指導の賜物であると心より感謝申し上げます。
 本校は、大正十二(一九二三)年四月一日に創立した石川県立輪島中学校を起源としています。昭和二十三年には、大正十五年に創立し昭和三年に県に移管した石川県立輪島高等女学校と統合し、石川県立輪島高等学校が設置されました。同年七月には定時制課程を併設しています。
 桐章会は、昭和二十四年三月二十七日に、これら全ての同窓会を統合しスタートしました。幾多の紆余曲折を経て、昭和四十九(一九七四)年に創立五十周年記念式典を挙行、その後も七十周年、八十周年、九十周年と記念式典を挙行してまいりました。
 そして来年度、いよいよ百周年を迎える運びとなりました。主たる記念行事として、輪島高校校舎正面に記念碑の設置を考えています。これは、全国各地におられる同窓各位が帰省された際に訪れ、母校と触れ合っていただけるシンボルとして設置するものです。また、母校のことがすぐわかるよう、桐章会専用のウェブサイトを開設する予定です。掲載を予定しているものは、以下の通りです。
  一 創立百周年に向けて
  二 百年の歩み
  三 記念事業の内容
  四 卒業生からのメッセージ
  五 旧職員からのメッセージ
  六 寄付金募集事業について(募金状況)
 なお、サイトはSNSと連携することでスマートフォンからもアクセスしやすくし、会員の皆様がいつでもどこでも本校に関する情報を入手できるようにいたします。
 桐章会及びPTAの皆様におかれましては、この百周年記念事業にこれまで以上にお力添えを頂き、輪島高校に対するさらなるご支援ご協力をお願い申し上げます。

校長
平野 敏

 創立百周年の桐章会の会報第四号の発刊にあたり、輪島高校の近況をお知らせするとともに、これからの本校の目指す方向を述べたいと思います。
 輪島実業高校との統合により新設された総合学科は、生徒減により普通科ビジネスコースへと改称され、現在は一学年普通科二クラス、普通科ビジネスコース一クラスとなりました。地域社会の実践力としての人材を育成する輪島実業高校の素晴らしいカリキュラムはビジネスコースにしっかりと引き継がれ、地域と連携しての商品開発や販売実習などに積極的に取り組んでいます。
 高等学校教育の成果指標である生徒の進路希望実現については、京都大学や大阪大学をはじめ、国公立大学にコンスタントに合格を果たしています。また、就職においては就職試験合格百%を五年続けており、地域で即戦力として活躍できる人材を送り出しております。
 本校では部活動を部活「道」と呼び、競技技術のみならず、人としての生きる道を学ぶ場として位置づけております。近年では、和太鼓部・陸上競技部・水泳部などが毎年上位大会に駒を進める活躍を見せております。これらの部活道では、競技団体等が中心となってジュニアからの育成が計画的に行われています。今後、中学高校の部活動の地域移行が進んでいきます。ますます学校と地域が一体となって選手の育成にあたる必要があります。
 また、輪島市からの支援を受けて高校魅力化プロジェクトの取組を進めております。新しい時代を生き抜く、グローバルな視野を持ち地域に貢献できる人財の育成に力を注いでおります。令和四年十月には、フランスへ生徒を派遣し、地域の観光資源を見直す新たな視点を獲得し「未来を生き抜く力」を身につけさせる研修を実施しております。その際、桐章会様からも渡航費用の一部をご支援いただきました。誠にありがとうございます。
 今後とも同窓生の皆様におかれましては、これまで以上にお力添えを頂き、輪島高校に対するご支援ご協力をお願い申し上げます。

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