石川県立輪島高校創立百周年記念サイト

旧職員からのメッセージ

角 秀明(平成30年度勤務)
◆旧職員より

100周年に寄せて

角 秀明(※)

※「角」は真ん中の縦線が下に突き抜けている漢字

第21代校長

1年間のみの勤務でしたが、これまで勤務してきた学校と風土が違い、毎日ワクワクしながら片道50分の通勤をしていたのを思い出します。赤田校長先生をはじめ、多くの先生方に支えられながら勤務していました。

輪島高校の生徒達は、元気かつトコトン頑張り抜いていた印象を持っています。勉学や部活動で、これまでの学校以上に深く追求する姿勢が、輪高生にはありました。陸上競技部や和太鼓部の全国大会出場、野球部の県大会上位進出、難関大合格など数々の活躍が蘇ってきます。

この深く追求する気風は、輪高生の多様性によって造り上げられているように思われます。いろいろな目的・目標を持った生徒がいて、極端に言えば、目的を全然持たない生徒までいて、それでもって、互いの頑張りを尊重し、いらぬ干渉をしない。これはもしかしたら、輪島の町そのものがそうであるかも知れません。漁師もいれば、漆職人もいて、観光業を生業としている人もいて、お互いそれぞれの持ち場を極め、全国から注目を集めています。

近年、絶滅危惧種がクローズアップされ、生物多様性が重要視されるようになってきましたが、このことは人間社会にも当てはまるのではないか、と思います。均一化された集団よりも多様性のある集団の方が、活力のある社会や学校を造り上げているのではないか。自虐的に言えば、どうせ成績で輪切りにして均一なクラスを編成しても、正規分布に変わってしまうのだから、最初から正規分布でも良いのではないか。そんなことを考えながら、長い通勤をしていました。輪島高校へ通って不都合だったことは長距離運転で痛めた腰が中々治らなかったことくらいで、楽しい一年でした。もちろん夜も。

最後になりましたが、創立100周年、おめでとうございます。今後100年の更なる飛躍を祈念しています。

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