旧職員からのメッセージ

了舟 文弥(旧姓 新谷)
◆懐かしの三年担任

カレーとわなげとリップクリームと愛について

了舟 文弥(旧姓 新谷)

懐かしの三年担任

 今思えば経験も指導力もなく、虚勢を張るだけの若造でした。そんな私と一緒に走ってくれた輪高生の皆さん、支えてくださった保護者・同僚の皆さん、本当にありがとうございました。この「つながり」が輪高の温かさだったのでしょう。

 さて輪高での思い出について。いろいろありました。嬉しいこともそうでないことも。どれもとても鮮明な記憶です。箸を忘れ、自席にて沈思黙考する子。不注意の遅刻「年間0日」達成直前での遅刻。怪しげな新谷教縁日での暴利。圧倒的な準備が生み出した芳醇なカレー。作家と学級日誌と、突き抜けたリップクリーム君。顔を上げることすら許されない凶悪な問題量の定期考査。歌うバスガイドとその舞台に乱入する生徒。嗚呼、首里城。合唱コンクール、まれ、輪高賛歌、教員の歌声の響く授業。机に並ぶ大量のコカコーラ。チョコフランス。借り物競走で彼女を連れ出すキャプテン。「愛」を掲げた教室。…。こんなにもくっきりと思い出されるのは、皆さんとの日々が本当に充実した密な日々だったからでしょう。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「密」が厭われる社会となりましたが、皆さんなら「密」にがんばっているのでしょうね。私もがんばっています、とっても。

 「人も竹も節で育つ」この百周年の節目にはやはりこの言葉でしょうか。

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